自転車6km

天気が回復したので、自転車で銀行まで出かけた。風は冷たいが気持ちいい。バイクだと体が冷えるだけだが、自転車は体が暖まる。寒風の中露天風呂に入ったときのような心地よさを感じることができる。できたら今日の外回りは全部自転車ですましたいところだったが、あいにく人も足らず、銀行の往復のみにした。
午後からはやや曇る。日ざしが無くなるととたんに寒くなる。
懸案事項の解決のために動き、無事問題は解決した。しかし、何となく気分が重くなる。今回行ったのは売上金の取り立て。もちろんこちらもボランティアではないので必要な対価はいただかなくてはならないので、当然といえば当然だ。しかし、相手の困窮ぶりはこちらにも確かに伝わってきていた。今回は間に人が入ってくれたこともあって解決できたのだが、脳裏にそのお客の今後を思い浮かべると安易に喜べない気持ちもある。こういうとき本当に自分に会社経営の資格があるのかと悩む。
冷徹になること。情をもつこと。いや、それが情であるのか、甘えであるのか、蔑みであるのか、そんなことが頭の中を回り続ける。
宍道湖岸に出て、寒風吹きすさぶ中、もやもやした気持ちのまま湖を見つめていた。