自己肯定力

月末のくそ忙しい時に体調を崩したりして、気持ちに余裕がなくなっていたが、ようやく何とか一区切りできた。
まあ、寝ている間に本くらいは読むことができたわけで、本を読んだりしながらつらつら考えたのは、今、自分を肯定することが大切というか、トレンドというか。
たとえば勝間和代の本とか読んでいると、ごく当たり前のことが箇条書きの太字で書かれていたりする。その世界を知っているものからすると、なにを当たり前のことを力説するのかとバカバカしくなること請け合いだ。ところが、彼女はこれを一つ一つ実践していき「これはできた」と確認していくのである。ごく単純な目標をたててそれを実践していくことで、自分ができる人間であることを確認するというのが彼女の本のスタイルのように思える。それは自己陶酔っぽいし、当たり前すぎてなんだか気持ちが悪いが、実際彼女はそれで成功しているわけだ。
大きな目標をどんどん細分化して行くと、一つ一つの目標は案外単純で実行できそうな目標になっていたりする。それを達成することで、自分を肯定する。自分を肯定でき、達成感もでてくると、人間は単純なものでどんどんできそうな気になって、また実際できてしまう。それを言いたいんじゃないかなとくだんの本を読んで思った。
大きな目標に挫折したり、最初からできないと決めてかかって「俺はできない」と自分を否定するよりも、ごく当たり前の目標をやってのけて「俺はできた」と自己肯定する。案外そんなことで自信をつけていくことができるのかもしれない。
今はやりの○○をするための○の方法なんてのも、当たり前のことを書いていてなんだかなあという気がするが、ようするに何事も実践して自分を肯定せよと言っているのかなと考えたり。