体験スイミングスクール

松江のスポーツジム、エグザスで子供のスイミングスクール体験があるというので、4歳と2歳の息子二人を連れて行った。前からスイミングはさせたいと思ってはいたけど、子供たちはプールが苦手な様子だったので、敬遠していた。けれどもこの夏、海に連れて行ったとき、浮き輪を使ったら浮かぶことができるということに自信をつけたのか、上の息子がえらい乗り気になった。幼稚園の他の友達もそろそろ習い事を始める時期で、スイミングに通っている子供たちも多くなってきたようで、自慢されるのも息子的に癪らしい。それで「プール行ってみるか」と誘ってみると「うん、行く」とまんまと乗ってきた。
連れて行って、インストラクターのお姉さんに施設を案内してもらい、水着に着替えるまではやる気まんまんだったが、プールには親が一緒にいかないことに不安な表情。無理矢理プールへ押し込んでもらい、上からプールの様子を覗いてみた。すると、神経の太い下の子はなんとかまわりにあわせているが、上の子は案の定大泣きでインストラクターのお兄さんにだっこされている。やっぱりだめか、と思いながらも、月謝も高いことだしまあやらないならそれでもいいか、とその場を離れてジムの見学をさせてもらったりした。
冬場に自転車に乗れなくなったときには、こういうジムのマシンで汗を流すのもいいかなあと思ったりもしているが、高い金を出して通えるかどうかが心配だ。特に冬場は忙しいので、時間を作るのも難しい。こういうスポーツクラブは、独身で働いている人にとってはいい施設だと思う。月8,000円だかお金を払えば、運動もできて、風呂にも入れる。サティでご飯だって食べられるし、買物もできる。一通りの生活がここで完結できるわけだ。
見学が終わって、まだ時間があるので、プールの様子を覗いてみると、最初とはうってかわって、兄弟とも笑顔。インストラクターにもすっかり慣れて、水鉄砲で先生を撃ちまくっていたりしている。もちろん、泳いだりできるわけじゃないが、それでもみんなと同じように、滑り台をすべって水につかり、先生につかまって足をばたばたさせて、プログラムをなんとかこなしているのを見て安心した。
なんだかすっかり気に入ったようで、上の子はもう一回入るを連発。「だってお金がないもん」というと「お父ちゃんは、一生懸命働いてお金を持ってくればいいわね」ときたもんだ。「当日入会でスイミングキャッププレゼントですよ」というスタッフの誘いを断り、子供もなんとかなだめてその場を引き取った。
こうして、泣いている子がやる気になるまで引き出してくれたのだから、インストラクターもうまいのだろう。そういう意味では任せてもいいかもしれないなあと思う。まあ入れてやらんでもないが、二人入れれば月1万円超。親も入るとなると2万円近くの出費か…。結構懐に痛いことは確か。