折りたたみ自転車を探す

最近遠方で、といっても自動車で1時間程度なのだが、会議やイベントを行うことが多くなった。自動車で行けばいいのかもしれないが、その後の懇親会や打ち上げでアルコールが飲めないのはなんとも恐縮ではある。近場なら、代行を頼むこともできるが、ちょっと遠いので金額を考えるとためらってしまう。
列車で行くことも考えたが、駅にたどり着くまでがまた一苦労。駅から現場までがまた一苦労で、なかなかそうもいかない。
そこで考えたのが自転車を列車に持ち込むことだ。つまり輪行である。とはいえ普段乗っているロードバイクを持ち込むのは大がかりになってちょっと引ける。ここは手頃な折りたたみ自転車がいいかなと思ったりして調べてみた。
ところが最近は、折りたたみはむしろ少数派、小径車でも折りたたみのできないいわゆるミニベロというのが主流みたいだ。折りたためるのは安価なものが少なくなって、全体的に高価格化しているような気がしないでもない。
まあともかく予算5万円程度で軽くてそこそこ走るやつということで、自転車屋にいってぶつけてみると、店の親父さんはダメダメといったそぶり。店にあった3万円のシボレーの折りたたみを出してくれたが、さすがにこれは重い。重すぎる。親父はわかったかといったような風で、まあ安いというならダホンかKHSかだけど、もう少し出してもらわんと、という。まあカタログを見ると全般的に値上がりの影響もあってか、やっぱり7万くらい出さないといけないような気がしてくる。
そんなやりとりをしながら、5万円だったらこれはどうかね、とKHSがプロデュースしたというマンハッタンという自転車を出してきた。前輪12インチ後輪16インチでしかも変速付き、足を前に投げ出すように乗るのはちょっとリカンベント風の変わり種で、折りたたみはできないが、ハンドルを折るとだいぶコンパクトになる。珍しもの好きとしては、ちょっと心が揺れ動いたが、保留した。
あれこれ迷っているうちが楽しいものだが、もう少し考えてから決めたいと思う。できれば今月中がいいのだけど。